傷だらけの悪魔

■作品名傷だらけの悪魔
■作者:澄川ボルボックス
■ジャンル:女性コミック

■あらすじ:いじめの傍観者だった主人公が東京から地方の学校に転校します。そこで出会ったのが昔いじめていた少女です。むしろ首謀者ではなく傍観者としていじめに加わっていた主人公なのですが、もと被害者が加害者に、自分が被害者の立場に落ち込んでいくのです。

■取り扱い電子コミックサービス:COMICO(コミコ)【無料立ち読みアリ】

傷だらけの悪魔の感想(ネタバレ注意)

 思春期のまだ未熟な子供たちにとっては学校は檻のない牢獄であり、その生活は戦場です。自分の立ち位置を計算し振る舞いそれが間違っているとどんどんひどい状況に落ち込んでいきます。スクールカーストというものは否定したくても確かに存在するのです。
 この主人公は中の上クラスのスクールカーストに存在していたのですが転校によってスクールカーストの最下位になることを予測できずにどんどん下手を打っていきます。かつて自分より下位にあった今の加害者の立場が自分より上であることを読み切れずにやらなければならないことの逆のほう逆のほうに行きどんどんスケープゴートとなっていくのです。
 傷だらけの悪魔という言葉のとおり加害者も心に傷をもっています。そのこころの傷ゆえに自分のしていることが正当化され、いじめをやめることがないのです。
 悲しい負の連鎖は、誰もが持つあたりまえの自己保身のため断ち切られることがありません。いじめ問題の根深さを感じます。それを断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか?正直わかりませんが、学校というものがもう少し自由になればいいのかもしれません。もっと学ぶことに特化した生活、自由にクラスを移れるような集団になれば風通しがよくなりましになるのかもしれないですね。

サブコンテンツ
キャッシング 無担保