海猿

■作品名海猿

■作者:佐藤秀峰

■ジャンル:青年マンガ

■あらすじ:海上保安庁に赴任した新人海上保安官仙崎大輔。海上保安庁第7管区(九州地区)で海の警察官である新人海上保安官が目にする人間の力の及ばない生と死の交錯する海難救助の世界で経験する究極の人間ドラマの世界です。

■取り扱い電子コミックサービス:漫画読破【無料立ち読みアリ】

海猿
の感想(ネタバレ注意)

 まず感じたことは自然の力には決して人間は勝つことができないということです。荒れ狂う海の前にはどんな人間も打ち負かされ、ただただ翻弄されるばかりです。命というものは大きな自然の前には本当にはかないものなのです。そしてそんな生と死の境目にいて死に瀕している命を助けるべく頑張るのが主人公です。
 「海猿」〜まさに海の力の前には人間など一匹の猿にすぎないのです。でもそんな無力感にさいなまれつつも主人公はあきらめずに救助を続けるという自分のポリシーを貫き身を削って奮闘し続けるのです。
 彼岸と此岸をつなぐ存在である彼らはまた国と国と境目に存在する国境の紛争にも巻き込まれます。島国である日本は国境というものが陸上には存在せずともすれば外国というものの存在、そしてそれが時として脅威であることをわすれがちでありますが、九州という土地柄、その脅威をいやがおうなしに感じ取ることになります。それどころか実際に傷つき命を落とす登場人物さえいるのです。
 私たちのふつうの生活というもの、それは実はふつうではなくいろいろな人々の尽力の上に成り立っていることを忘れないようにしたいと思いました。
 人間は自然には勝てない、そして外国は時として脅威でありだからこそ国境は存在するのだという2点を思い出させてくれた作品です。

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